羽生“6分間練習”接近でどよめき
「フィギュアGPシリーズ第6戦第1日・NHK杯」(28日、なみはやドーム)
“鬼門”の6分間練習を、羽生結弦(19)=ANA=が無事に終えた。
練習が始まると勢いよく入場。新語・流行語大賞にもノミネートされた女性ファンによる「ゆづ」のかけ声を浴びながら、滑りの感触を確かめた。練習中は他の選手が近づいただけで、どよめきやざわめきが起きた。
ジャンプは4回転トーループを2回挑戦し、2回とも成功させた。トリプルアクセル(3回転半)の着氷がやや乱れた以外は3回転ループ、3回転-3回転のコンビネーションなどをおおむね成功させた。
GPシリーズ第3戦・中国杯フリーの演技前に行われた6分間練習で、羽生は中国の選手と激突し、左太ももなど計5か所に全治2~3週間のけがを負った。このアクシデントは1つのリンクで同時に6人の選手が滑る6分間練習のあり方について、物議を醸した。