羽生結弦、織田信成に解説者の心得説く
羽生結弦選手が2連覇を決めた「フィギュアスケート・グランプリファイナル世界一決定戦2014」(14日、テレビ朝日系)の男女フリーの平均視聴率が関東地区で15・4%(関西地区15・2%)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高視聴率は関東地区23・3%(関西25・0)だった。
同番組は松岡修造氏がメーンキャスターを務め、プロフィギュアスケーターの織田信成が解説した。
エキシビションの模様などを放送した14日午後11時半からの番組では、エキシビション直前の羽生に松岡、織田がインタビューした独占映像もオンエア。羽生が先輩の織田に“名ツッコミ”を見せた場面が放送された。
インタビューは主に松岡がリードする形だったが、松岡から「織田さんは「『頑張れ~!!』って(応援)すごかったですよ」と明かされると、羽生が「修造さんより熱くなってました?!」と“熱い”が代名詞の松岡より熱くなっていたことに驚きながらも笑顔。
インタビューの最後に、口数が少なかった織田に質問してもらおうと、松岡が「同じアスリートとしてどうとらえてます?」と、話題を振ると、織田は「僕、もう、すごすぎて、言葉にならないです」とコメント。
この織田の解説者らしからぬ“らしい”発言に、羽生は目を細めて微笑みながら「でも、(コメント)しなきゃだめなんですよ。仕事で(すから)」と優しく語りかけるように見事なツッコミ。「仕事、仕事!」とつぶやくと、織田は「ハハハ」と笑い、「いやあ、素晴らしい。僕、もう、称えることしかできないです」とニコニコ笑い、羽生も羽生スマイルで返した。
インタビューが終わると、羽生は「いや…つっこんでしまった」と照れ笑い。織田も「つっこまれました…」と笑っていた。
織田と松岡の“熱血”コンビによる放送は好評で、織田のツイッターには「修造信成コンビ面白い」「とても判りやすく、選手側、ジャッジ側双方の考えや気持ちの解る解説でした。これからも沢山解説お願いします」などの声が寄せられていた。