男子テニスの錦織圭（２４）＝日清食品＝が２２日、テレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」に出演し、かつて指導を受けたこともあるスポーツキャスター・松岡修造氏（４７）と対談。今年の流行語対象にもノミネートされた名言「勝てない相手はもういない」について、「そんなに意識して言ったわけではなかった」とビックリ発言。周囲の反響の大きさに驚いたことを明かした。

　錦織は、準優勝した９月の全米オープンで準決勝進出を決めたときの会見で「勝てない相手も、もういないと思うので…」と抱負を語った。錦織を昔から知る松岡氏に「あの言葉聞いて、圭らしくねえと思ったの」と話しかけられると、「そうですね。昔だったら言ってないですし、そんなに意識して言ったわけではなかったので、僕の中では（反響が）大きくなってるのがビックリでしたね。そんなこと言ったっけなあって…」と、照れ笑い。

　それでも、自分では意識しなくてもそういう思いを持っていたのではないかと述懐。「僕の中では『当たり前』ではないですけど、そうやって思わないといけないという面で言ったってのは多分あると思いますし、本当にそう感じてたんじゃないですか」と、勝ち進むたびに確信に変わっていった大会での手応えを振り返った。