大分舞鶴復活へ…4年ぶり花園勝利
「全国高校ラグビー・1回戦、大分舞鶴43-7青森北」(28日、花園)
第2グラウンド第4試合では、29年連続53回目の出場となる大分舞鶴(大分)が43-7で青森北(青森)に大勝し、4年ぶりに初戦を突破した。
全国優勝1回、準優勝3回を誇る“黒衣軍団”が久々に花園で躍動した。伝統の黒ジャージーで登場した大分舞鶴は開始わずか55秒でナンバー8柴田論(3年)が中央を突破して先制のトライを決める。これで主導権をつかむと、前半だけで5トライを挙げ、29-7で折り返した。
後半に入ってからも激しいタックルで青森北の反撃を許さず、14分には相手のミスからのカウンターでロック小林郁弥(3年)が右中間にトライ。20分にはフランカー中尾泰星(1年)が左中間に持ち込んだ。
両校は3年前、91回大会の1回戦でも対戦し、その時は大分舞鶴が青森北の強力FWに防戦一方となり7-34で完敗した。大会記録として更新中だった初戦連続突破は25年で途切れ、続く92、93回大会でも初戦で敗退するなど大分舞鶴は低迷期に入った。今回、聖地花園で因縁の相手を圧倒することで、伝統校のプライドを取り戻すとともに、復活を高らかに宣言した。