宮原知子が逆転初優勝で代表内定
「フィギュアスケート全日本選手権」(28日、長野市ビッグハット)
女子フリーが行われ、前日のSPで2位につけた宮原知子(関大高)が131・12点をマークした。合計195・60点とし、逆転で初優勝。来年3月の世界選手権(中国、上海)代表に内定した。
序盤で3連続ジャンプを決めると、その後も3回転ジャンプを確実に決めていった。終始安定した滑りで、終盤には2回転、3回転の連続ジャンプで魅せ、圧倒した。
前日のSPでは64・48点。トップの本郷理華(愛知みずほ大瑞穗高)とは2・22点差だった。
宮原はテレビのインタビューで「こんなにフリーで点数が出るとは思っていなかったので、すごくうれしいです。最後のスピンまで緊張しましたが、練習で調子が良かったので、絶対に大丈夫だと思い、すごく自信になりました。(平昌五輪まで)あと3年あるので気を緩めず向上していきたいです。(来年の)世界選手権ではもっと緊張すると思うので、緊張が吹っ飛ぶくらいの演技をしたい。今回の大会でいろいろな課題や収穫があり、もっと練習してうまい選手になりたいです」と喜びを表した。