白井健三“スーパーG難度”に挑戦
体操男子の新春公開合宿が11日、都内で行われ、白井健三(18)=岸根高=が得意の床で“スーパーG難度”伸身リ・ジョンソン(後方2回宙返り3回ひねり)を披露。しっかり着地をまとめる場面もあった。
白井は「インパクトがあるし、自分はひねりだけじゃないとアピールできる。リオ五輪までにできれば」と、挑戦の意図を説明した。
これまでリ・ジョンソンは11年世界選手権で内村航平が成功させた抱え込みで行うもので、現在の男子の最高難度であるG難度。白井が今後、世界選手権や五輪で成功させれば、床ではシライ(後方伸身宙返り4回ひねり)、シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)に続く、“シライ3”となる可能性がある。内村は「おかしいでしょ。何年か前は対抗しようとか考えたけど、もう好きにして」と、絶句した。
リオ五輪プレシーズンの今年は世界選手権で昨年中国に0・1点差で敗れた団体戦のリベンジ、種目別床では王座奪回の期待がかかる。
おみくじでは「2回ひいて2回末吉だった」という白井。「待ち人はこず、争いごとも妨げられて負けるだった」と苦笑いを浮かべながら「悪い運はそれで使ったと思う」と、前向きにとらえた。