篠原氏「世紀の誤審」に恨み節一切なし
シドニー五輪柔道男子100キロ超級の銀メダリストで元日本代表監督の篠原信一氏(42)が26日、フジテレビ系「SMAP×SMAP」のビストロコーナーに、元女子プロゴルファーの古閑美保さん(32)、元フィギュアスケート女子日本代表の村主章枝さん(34)とともに出演した。
篠原氏はシドニー五輪の決勝で、1本とみられた技が相手の優勢となるなど「世紀の誤審」といわれる不運な敗戦を喫した。しかし、この日の番組では「本当に強い奴はもう1回投げたろと思う。自分は『なんで?』と気持ちの切り替えができなかった。切り替えができていたら結果は変わったかも」と、誤審への恨み節は一切はかない、潔さを見せていた。
独特の関西弁による軽妙な語り口が人気を呼び、篠原氏はバラエティー系の番組出演が増えた。この日の番組では2004年アテネ五輪の放送で行動を共にした中居正広から、当時から篠原が一人でしゃべり続けていたことや、柔道競技での解説が、視聴者から「口が悪い」などと指摘を受けていたことなど、数々のエピソードを暴露されていた。
かつては日本代表の監督を務めた篠原氏だが、番組では「自分は人に教えるのは向かない。性格的に合わない」と明言。現在は廃棄物関係の仕事をしながら、不法投棄をなくす運動を進めていることを紹介していた。