白鵬、逆ギレ 質問に「何っ」
「大相撲トーナメント大会」(8日、両国国技館)
初場所後の優勝一夜明け会見で審判部を批判して物議を醸している横綱白鵬(29)=宮城野=は、初戦の2回戦で平幕常幸龍に寄り切られて敗退した。
幕内トーナメントは横綱日馬富士が初優勝し、賞金250万円などを獲得した。
白鵬はこの日も審判部への謝罪の意思を示すことはなく、支度部屋では審判部に足を運ぶ考えについて質問されると「何っ」と声を荒らげる場面もあった。
横綱が審判部を痛烈に批判したのは、史上最多33回目の優勝を果たしてから一夜明けた1月26日の記者会見。優勝を決めた13日目の大関稀勢の里戦が取り直しとなったことに「勝ってる相撲。帰ってビデオを見たけど、子どもが見ても分かるような相撲だもんね。なぜ取り直しにしたか。本当に悲しい思いでした。もう少し緊張感を持ってやってもらいたいね」などと話した。
その後は1月31日に出演したテレビ番組で「多くの人々にご心配、ご迷惑をかけ、お詫びしたい」と話しただけで、はっきりとした審判部への謝罪はしていない。