“オランダの赤鬼”ルスカ氏が死去
かつてアントニオ猪木とも対戦した“オランダの赤鬼”ビレム・ルスカ氏が14日に死去したことが明らかになった。国際柔道連盟が15日、発表した。74歳だった。
オランダ出身のルスカ氏は、プロレスラーとなる前に柔道家として活躍。1972年のミュンヘン五輪で無差別級、重量級で金メダルを獲得した。
1976年に開催された「格闘技世界一決定戦」では、アントニオ猪木と柔道着姿で対戦。バックドロップで敗れた。その後も再戦を繰り返し、94年にも対戦した。
プロレスラー転向後も日本のマットで熱戦を繰り広げ、日本のプロレスファンにその名を知らしめた。
2001年に脳内出血で倒れ、療養生活を送っていた。2013年には国際柔道連盟の殿堂入りを果たした。