撮影中の事故で下半身が麻痺し、入院しているプロスノーボーダーの岡本圭司（３２）が１８日未明、寄せられた多くの励ましに生きる力を取り戻したことをブログで伝えた。

　岡本は自らの負傷を１７日にブログで報告。それがニュースとして報じられたことで、フェイスブックやＬＩＮＥなどに１０００件を超える激励コメントが寄せられた。

　そのコメントを全部読み「もう何て言えば良いか分からないくらいの感情が込み上げてきたんで、ちゃん（原文まま）読んで感謝してる事をここに書かせてもらいます」と、岡本は再び生きる力を得たことを明かした。

　そして「今まで自分は皆に支えられてここまで来たって思ってたけど、そんな自分の認識とは比べ物にならないほどの応援から力をもらい、ここまで多くの力に支えられてやって来たんやって再認識しました」と圧倒的なエールを全身で受け止めた。

　ブログ更新が遅くなったのは、すべてのコメントを読んでいたからだろう。そして岡本が口にする文章を夫人が打ったのだろうか。

　「明日は目が覚めても動かない足に絶望しないよう、朝から今日の皆の言葉を思い出したいなと思います、そして『動け動け』と足に念じながら今日は寝ます」と記してブログを閉じた。

　岡本は２月７日、撮影中に道路から転落して第３腰椎など１０数カ所を骨折する重傷を負った。ヘリ搬送され緊急手術を受けたが、脊椎損傷で下半身麻痺の身体となった。

　自らの状態を報告した１７日のブログでは「毎日、支えられながら絶望感や恐怖、不安と戦っています」と、絶望をつづっていた。