清宮ヤマハが初V!自身の古巣を撃破

 「ラグビー日本選手権・決勝、ヤマハ発動機15-3サントリー」(28日、秩父宮)

 ヤマハ発動機が、ワイルドカードから勝ち上がり7回目の優勝を目指したサントリーを15-3で下して初の日本一に輝いた。

 ヤマハ発動機の清宮克幸監督(47)は、自身が2007~10年まで率いていた相手を破っての日本一に「チームの成長を感じます。(自分は)サントリーに育てられました。(ヤマハの監督に就任してからの)4年間はあっという間でした。まだ伸びしろのあるチーム。ここで得た財産を、チームの永遠のものにして戦っていきたいと思います」などと、感無量の表情で話した。

 今シーズンのラグビー日本一を決める決戦は、両チームがお互いに持ち味を出す展開となった。

 まず、先制したのはヤマハ。前半7分、SO大田尾のパスを受けたCTBマレ・サウが次々にタックルをかわしてトライを奪う。13分にはFB五郎丸が約42メートルのロングPGを決めて10-0とリードを広げた。

 サントリーは20分にSOトゥシ・ピシがPGを決めたが、ヤマハは26分に連続攻撃から最後はWTB中園が左スミに飛び込んで追加点。スクラム、ラインアウトで優位に立つヤマハはボールを保持する時間が長く、焦ったサントリーのSHフーリー・デュプレアが32分に反則の繰り返しでシンビン(一時退場)になった。前半は主導権を握ったヤマハが15-3とリードして折り返した。

 後半に入ると、サントリーは本来のボールを動かすテンポのいいラグビーで反撃に出る。ヤマハは後半10分に五郎丸が危険なプレーでシンビンとなり、ピンチの局面を迎えたが、粘り強いディフェンスで失点を防ぎ、最後までサントリーにトライを許さなかった。結局、後半はともに無得点のまま終了した。

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