田中智美の落選、山下監督が無念
横浜国際マラソンで優勝しながら、8月に中国・北京で行われる世界選手権代表から落選した田中智美(27)=第一生命=を指導する同社の山下佐知子監督(50)が11日、自身のツイッターで「田中智美が世界で戦うには力不足なのは謙虚に受け止めねばと思いますが、今回の選考理由はまだ受け入れられません」と、無念の思いをつぶやいた。
日本陸上連盟は同日、都内で理事会を行い、世界選手権の男女マラソン代表各3人を決定。
女子は名古屋ウィメンズで日本女子8年ぶりの2時間22分台を記録した前田彩里(23)=ダイハツ=、大阪国際で日本人トップの重友梨佐(27)=天満屋=、名古屋で日本人2位だった伊藤舞(30)=大塚製薬=を選出。男女の選考会で唯一優勝した田中智美は外れた。
会見では女子の選考を巡って、陸連幹部と解説者の増田明美さんが“バトル”を繰り広げた。
マラソンの代表を巡っては、1992年のバルセロナ五輪の選考時に、松野明美さんが発表2日前に地元・熊本で記者会見を開き、自分を代表に選んでもらえるようにアピールしたこともある。松野さんは同年1月の大阪国際女子マラソンで2位となっていたが、もともと有森裕子さんに有利な状況であったこともあり、落選した。
ちなみにバルセロナ五輪での女子代表は、この日ツイッターで田中の落選を嘆いた山下佐知子監督、小鴨由水さん、有森さんの3人で、有森さんは同五輪で銀メダルを獲得した。
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