卓球の世界選手権（４月開幕・中国、蘇州）代表の平野美宇（１４）＝エリートアカデミー＝が１６日、ドイツオープン（１８日開幕、ブレーメン）とスペインオープン（２５日開幕、アルメリア）に出場するため、羽田空港から出発した。

　大会ではＵ－２１シングルス、シングルス、ダブルスに出場。世界選手権が迫る中、腕試しの絶好の機会に「海外は久しぶりだけど、練習してきたことを出し切って、１試合でも上の選手に勝てるように頑張りたい」と、力を込めた。

　昨年のドイツオープンでは、伊藤美誠（１４）＝スターツ＝との“みうみま”のダブルスでツアー最年少優勝を果たし、優勝賞金が５０００ドル（約５１万円）と聞かされた際の２人の驚いた顔が世界に配信されて話題を呼んだ。「あれが１年前って早いなって思います。あれからあの顔を期待されるようになって…。（昨年１２月に優勝した）グランドファイナルでも、優勝賞金（４７６万円）はもう知ってたけど、ビックリした顔を求められた」と、苦笑いで振り返った。

　この１年間、しっかりと結果を残してきた１４歳は、リアクションについても「卒業？そうですね」と、大人になった姿を見せるつもりだ。