照ノ富士2場所連続水入りで2敗死守
「大相撲春場所 14日目」(21日、ボディメーカーコロシアム)
13日目に横綱白鵬を破り、優勝争いに踏みとどまった新関脇の照ノ富士は同じモンゴル出身の後輩・幕内逸ノ城と対戦し、寄り切って2敗を守った。
がっぷり右四つに組み胸を合わせる展開。照ノ富士が相手の上手を切ったかと思えば、土俵際まで攻め込まれた逸ノ城は残し逆に上手を切った。3分を超える相撲になり、先場所に続き2場所連続の水入りとなった。
再開後は逸ノ城の上手を切った照ノ富士が寄って出た。
この結果、優勝決定は千秋楽に持ち越された。
水入りとは、取組がこうちゃく状態となった時に、審判委員の判断で力士に休息を取らせること。行司が取組を止め、体勢や足の位置を確認した上で一度、離れる。再び同じ体勢に組み直した上で、行司が両力士の背中をたたくのを合図に再開する。
照ノ富士と逸ノ城は先場所の取組も水入りになっていた。この時は逸ノ城が勝っていた。
