照ノ富士、力で豪栄道粉砕2敗死守

豪栄道を小手投げで破り、13勝目を挙げた照ノ富士=ボディメーカースタジアム(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲春場所千秋楽」(22日、ボディメーカーコロシアム)

 1差で横綱白鵬を追う新関脇の照ノ富士が大関豪栄道を力技で破り、2敗を死守した。

 豪栄道に懐に飛び込まれ、もろ差しを許す苦しい展開になった。抱え込む形になった照ノ富士は力にものをいわせて豪栄道を振り回す。すくい投げを受けながらも残し、最後は小手投げで相手を土俵に転がした。

 結びの一番で白鵬が照ノ富士と同部屋の日馬富士を破り、優勝決定戦はなくなったが、殊勲賞と敢闘賞を受賞した照ノ富士はNHKのインタビューで「(結びの一番は)もう1番取れるかなと思って見てました。(同部屋の日馬富士は)精いっぱい頑張ってくれました。(自分は)これからももっと頑張らないといけないなと思います。(今場所は)自分の力を出し切り、勝ちにつながった。それが良かったと思います。良くない相撲もあったけど勝ちにつなげれらた」と話した。

 さらに、13日目に無敗だった白鵬を破り、優勝争いを千秋楽まで持ち込んだことに、「(白鵬戦は)思いきっていった。とてもうれしいです。来場所も頑張っていきたいなと思います。13勝も挙げられるとは…応援してくれる人が多くて、それが最後の方で力になりました。来場所も2桁勝利を目指し、それから1番1番勝ちにつなげたい。(今は)終わったなという気持ち。ゆっくり休みたいです」と笑顔で話した。

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