白鵬Vで「騒がせました」 館内大歓声
「大相撲春場所千秋楽」(22日、ボディメーカーコロシアム) 横綱白鵬が自身2度目の6連覇と史上最多を更新する34回目の優勝を決めた。結びの一番で日馬富士との熱戦を制した後、館内での優勝インタビューで思いを語った。
先場所後の会見で、審判部を批判する発言が物議を醸した。バラエティー番組で一度謝罪したが、この件について公に発言することはほぼなかった。こうしたことを意識してか、春場所を迎えた時の心境について「いろいろ騒がせましたけど、まあ…」と発言した。
大阪のファンからは「白鵬!」とこのタイミングで大歓声が上がった。少し口元を緩めた横綱は「まあ、頑張ります」と続けた。
優勝そのものについては、「初場所、(大鵬の優勝32回を抜く)新記録を達成して、(今場所は)それにふさわしい優勝だったと思います」と思いを語った。
この日は先に相撲をとった照ノ富士が豪栄道に勝利。自身が負ければ2敗で並び優勝決定戦にもつれこんでいたが、「今場所は満足できる相撲が多かったのでそれを信じてやりました」と動揺がなかったことを明かした。
15日間の相撲内容については充実感を漂わせた。「ひとつ、ふたつ上にいったような相撲内容でした。春場所でも2年ぶりに優勝しましたので、大阪のみなさん15日間、ありがとうございます」と振り返った。
