白鵬が会見「皆さん相撲を勉強して」
大相撲春場所で34度目の優勝を果たした横綱白鵬(30)=宮城野=が23日、大阪府堺市のホテルで一夜明け会見を行い、同場所14日目(21日)に大関稀勢の里を破った一番について“釈明”した。
立ち合いに白鵬が右に変化したように見えたことには「そう思われるならしょうがない。残念です」としながらも、身振り手振りを交えながら「(右から)支えている感じで、自分の中では変化じゃない!」と断言。「皆さんにはもう少し相撲を勉強してもらいたい」と苦言を述べた。
白鵬は1月初場所の13日目に稀勢の里と対戦した際には、取り直しの末に勝利。優勝一夜明け会見で、その一番が取り直しになったことに異を唱え、「子どもが見ても分かる相撲」などと審判部を批判し、その後の騒動や報道陣への無言姿勢に発展していた。
春場所では全勝で迎えた13日目に新関脇の照ノ富士に力相撲の末に敗れ初黒星。翌日“因縁の一番”の稀勢の里戦では立ち合いに動いた白鵬に対して、館内の観衆から落胆の声も上がっていた。