白井健三、コトブス国際2種目制し帰国
ドイツで行われたコトブス国際で、床運動、跳馬の2種目で優勝した体操男子の白井健三(18)=岸根高卒=が24日、成田空港に帰国した。
床では昨季終盤から取り組むG難度リ・ジョンソンと、自身の名前がつくシライ、シライ2を組み込んだ難易度を示すDスコア7・6点の構成をほぼ完ぺきに通し、16・450点の自己ベストスコアをマーク。跳馬でもシライ/キムヒフンで15・425点を出すなど、日体大入学前の最後の試合でこれ以上ない結果を残した。「今までで1番、冬季練習が積めていたので、自信を持って臨めた」と、充実の笑みが浮かんだ。
ドイツからの航空機は、スキージャンプの“レジェンド”葛西紀明は同便だったが、「すごいな~と思って、心にしまいました。移動中だし、声を掛けるのは良くないと思って。僕も気持ちが分かるから」と、“大人な”気遣いができる18歳。「あの年齢で結果を残しつづけているのは凄い。僕もいつでもどこでも結果が残せる安定感を身につけたい」と、体操界の“レジェンド”襲名を誓った。