萩野 苦しみながらも4冠「夏は爆発」
「競泳日本選手権(12日、辰巳国際水泳場)
男子400メートル個人メドレーはロンドン五輪銅メダルの萩野公介(20)=東洋大=が4分8秒54で優勝し、苦しみながらも4冠を達成した。
萩野は「ここまで調子が出ない日本選手権は初めて」と話したように、大会を通じて目標としていた日本記録は出せなかった。
低調で記録が出ない分、勝負にはこだわった。平泳ぎでは2番手だったが、「300メートルまではついて行って、ラストの自由形にパワーを残した」と、計画通りに隣の瀬戸大也(JSS毛呂山)を置き去りにした。平井コーチは「平泳ぎで(ラストの自由形に)備える作戦を話し合っていた。悪いなりにまとめられた」と振り返った。
「夏は爆発させたい」と萩野。日本のエースは、世界選手権で個人メドレー2冠を目指す。