リオ五輪見えた伊藤美誠が笑顔の帰国
卓球の世界選手権女子シングルスで日本人最年少での8強入りを果たした14歳の伊藤美誠(スターツSC)が4日、関西国際空港に帰国した。国際卓球連盟(ITTF)がこの日発表した世界ランクは、11位に浮上。15位の平野早矢香(ミキハウス)を抜き、6位の石川佳純(全農)、8位の福原愛(ANA)に次ぐ日本人3番手となった。
「自分のプレーが少しでも通じて、すごく自信になった」と笑顔で帰国した伊藤。ロンドン五輪金メダリストから2ゲームを先取する善戦を見せ、特別賞である「新人賞」を受賞した。
世界ランクも上がり、来年のリオ五輪代表も視野に入ってきた。「リオに出るために、海外でも成績を残して、少しずつ(世界ランクを)上げていくことが今の目標」と、大舞台挑戦を目指す。
村上恭和監督も「精神面は誰が見ても素晴らしい。敵が苦手なことをやろうとしていた。これから伸びる年齢だし、目標も高いので、必ず(五輪のメダルに)近いところまでいけると思う」と絶賛した。