真央、姉・舞と共演“不仲”語る
2010年バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子の銀メダリスト・浅田真央(24)=中京大所属=がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「浅田真央のにっぽんスマイル」に8日、姉でスポーツキャスターの浅田舞(26)が出演し、真央が「スケートを始めたころは舞の方がきれいな滑りで、ジャンプもうまくスピードもあってうらやましかった」などと明かすなど、姉妹ならではのトークに花を咲かせた。
番組の冒頭では真央が「きょうはスペシャルプログラムでビッグなゲスト。バラエティーなどで活躍する、私の姉・浅田舞さんです」と紹介し、「今まで話さなかったこと、話したかったことをいっぱい話します。題して『舞と真央のスケーター・アルバム』をお送りします」と切り出した。
トークでは真央がスケートを始めた5歳から7歳にかけて「舞は天才肌で私はこんなに練習しているのに何で舞の方がうまいの、と悔しかった」と真央が2歳上の姉に嫉妬していたことを明かした。2人はその後、小中学校から高校へと進むにつれ、「一時的に仲が悪くなったこともあった」と舞が吐露。それも「今となってはそれも懐かしいね」と声を合わせて語り合った。
2人の性格については舞が「真逆だね。真央は優柔不断っていうか、すごい人見知りで1人で新しい所には行かない」と表現すると、真央が「舞はへっちゃらだね」とすかさず反応。周囲からは「2人足して2で割ったらちょうどいい」(舞)と言われてきたという。
舞は、2014年ソチ五輪のショートプログラム(SP)で真央が失敗した後、フリーで巻き返した時の様子を「日本中が明るくなったよ」と回想。真央は「舞が親身になってアドバイスしてくれたから」と感謝した。
真央によると、今回のトークは「何の打ち合わせもしなかった」と“ぶっつけ”だったという。番組の終盤で舞が「(余計なことを)話しすぎたかな」と話すと、真央は「自分の思っていることを話したから、まっいいかって感じ」と返した。日常会話に近い姉妹のトーク番組は「あっという間だったね」(真央)と約30分の放送時間が経過。最後は真央、舞のお互いが相手に向かって「尊敬してるよ」とたたえ合ってエンディングを迎えた。
真央は1年間の休養を経て5月に現役続行を表明。タレント活動を続ける舞は真央の去就が取りざたされる間、妹への献身的なサポート態勢を貫き、自身初の写真集「舞」(3月23日発売)のお披露目会見でも、質問が真央のことに集中しながら、笑顔を絶やさず真摯(しんし)に応対していた。