高谷“首グキ”もV三代目JSBも踊った
「レスリング全日本選抜選手権・第2日」(20日、代々木第二体育館)
世界選手権(9月、米ラスベガス)代表選考会を兼ねて男女計8階級が行われ、男子フリースタイル74キロ級は昨年12月の全日本選手権王者、高谷惣亮(26)=ALSOK=が3連覇を飾り、代表入りを決めた。
決勝でも前半からタックルを決めるなど、ペースを握った高谷だったが、第2ピリオド開始直後、相手との接触で首を負傷するアクシデント。「むち打ちみたいになって、足もフワフワしてやべーなと思った」。そんな逆境の中でも1点差で逃げ切り、「高谷惣亮らしくない勝ち方だったけど」と複雑な表情を浮かべた。
昨年の世界選手権では、試合で破ったガイドアロフ(ベラルーシ)に会場で熱湯を浴びせられる事件があった。アクシデントが続くだけに、「試合では何が起こるかわからないとあらためて学んだ」とプラスに捉えた。
昨年は惜しくも銀メダルに終わった世界選手権では今度こそ頂点を狙う。「今年は金メダルを取ってリオデジャネイロ五輪への道を切り開く。プレッシャーはあるけど、重圧がある方が力になるので、高谷惣亮に期待してください」と豪語した。
またこの日は優勝を決めた後、三代目 J Soul Brothersのダンス「ランニングマン」を披露。昨年の世界選手権では“ジョジョ立ち”をしただけに、「今年のパフォーマンス?秘密です」と不敵な笑みを浮かべた。ビッグマウスが売りのサービス精神旺盛なイケメンは、この秋、マット内外で話題をかっさらうつもりだ。