体操・植松鉱治が今季限りでの引退表明

 体操男子の植松鉱治(28)=コナミスポーツク=が29日、自身のツイッターで今年度をもって現役を引退することを表明した。

 「今年度をもちまして現役を引退することを決めました!沢山の方々の応援があって、ここまで頑張ってこれたと思います!怪我をして大変な時期や、悔しい事嬉しい事いっぱいありました。家族や恩師、コーチ、ファンの皆様がいたから、乗り越えられた壁がたくさんあります!これから先もその気持ちや想いを忘れず、自分の力を発揮できる場所を見つけたいと思います」と、綴った。

 植松は10年世界選手権団体戦銀メダリストで、日本屈指の鉄棒のスペシャリスト。仙台大時代の08年全日本学生選手権個人総合では、当時、北京五輪で銀メダルを獲得したばかりだった内村航平(当時日体大)を下し、優勝。内村はその後、現在までロンドン五輪金メダル、世界選手権5連覇など個人総合33連勝。“内村に最後に勝った”男だった。

 9月の全日本シニアには出場するという。

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