太田雄貴、仲悪かったコーチに深く感謝
モスクワで開催中のフェンシング世界選手権で、16日に行われた男子フルーレ決勝で勝ち、個人、団体を通じて日本勢では初の世界一となった太田雄貴(森永製菓)が17日、連続してツイッターを発信し、喜びを爆発させた。その中で太田は、オレグコーチへの深い感謝の思いを伝えた。
太田はまず「僕のフェンシングに関わった全ての人に感謝します。ありがとうございました」と、金メダルの写真も紹介した。
水泳の北島康介から「雄貴おめでとう!」と祝福されると、「来年の夏は一緒にリオに行きましょう」と返した。
そして「今回の世界選手権で嬉しかった事の一つは、オレグコーチを金メダリストのコーチにできた事」と2006年から師事してきたマツェイチュク・オレグコーチの名を挙げ、「10年待たせてごめんね。本当にいつも、ありがとうオレグコーチ」と深い感謝の思いを捧げた。
太田がロンドン五輪で銀メダルを獲得したあと、テレビ番組で語ったところによると、五輪コーチに就任したオレグ氏と当初は仲が悪く、些細なことでケンカばかりしていた。しかし太田はやがて自分の非を悟り「貴方の犬になりますから、勝たせてくれ」と頼み込み、以来二人三脚で頂点を目指してきたという。
太田はツイッターに、オレグコーチと歓喜の抱擁を交わす写真を掲載した。