ボウリング松永裕美、通算12勝目
「デイリースポーツ後援・女子ボウリング、キリンカップ第31回六甲クィーンズオープン最終日」(22日、神戸六甲ボウル=参加プロ76人、アマ19人。賞金総額500万円、優勝120万円)
決勝ラウンドロビン上位3人による決勝ステップラダー優勝決定戦でトップシードの松永裕美(ABS)が勝ち上がってきた時本美津子(相模原パークレーンズ)を212-203で破り、この大会4年ぶり2勝目、今季初勝利で通算12勝目を飾った。3位は姫路麗(フタバボウル)。ベストアマは総合30位の石田裕子が獲得した。
優勝決定戦は昨年まで4年連続ポイントランキング1位の“絶対王者”松永と、還暦を過ぎても優勝を重ねる“レジェンド”時本の対決。7フレまで松永が1マークリードし、8フレに時本が痛恨のスプリットミスして差が広がったが、松永も9フレでイージーミスして勝負は分からなくなった。
最終フレーム。ダブルで逆転を狙った時本の1投目がブルックリンに外れて9本カウント。対して松永は確実にスペアをマークして今季の不調に終止符を打った。
「今年は予選落ちが続いていたので本当にうれしい。相手ではなく自分との戦いだと思って投げました」と松永。いつもはポーカーフェースの女王が珍しく感極まって涙を見せていた。