白井 床で世界王者超えスコア
「体操 アジア選手権 第2日」(1日・広島県立総合体育館)
男子団体、個人総合が行われ、床で白井健三(18)=日体大=が、昨年の世界選手権・金メダリストのスコアを超える驚異的な得点をたたき出した。
G難度リジョンソン(後方2回宙返り3回ひねり)、シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)と高難度技を次々と決め、最後はシライ・ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり)でフィニッシュ。満面の笑みとともに、左拳、そして両拳でガッツポーズを作った。
表示された得点は16・800点。昨年の高校総体で出した16・700点を上回る自己ベスト。昨年の世界選手権・種目別男子床で金メダルを獲得したデニス・アブリャジン(ロシア)の15・750を1点以上超える異次元のスコアでチームを勢いづけた。なお、昨年の世界選手権・種目別男子床で白井はラインオーバーにより0・1点が減点され、15・733点だった。