伊藤美誠、逆転リオ五輪切符へ意欲
「卓球・中国オープン」(5~9日、成都)
女子シングルスの16年リオデジャネイロ五輪代表候補、14歳の伊藤美誠(スターツ)が3日、関西国際空港から中国へ出発した。世界ランキング10位につけ、日本選手では石川佳純(5位)、福原愛(9位)に次ぐ3番手。9月発表の世界ランキングで日本選手上位2人までが五輪代表に内定する。1カ月で3試合に出場し、逆転切符を狙う。
中国オープンには、ランク上位の中国選手たちが多数出場する。強豪に勝ち、ポイントを加算する絶好機。「強い選手ばかりだし、思い切ってやりたい。一番大事な試合になる。中国選手と戦うところまで行かないと。その後の大会は日本人対決もある。しっかり日本人に勝つためにも、この大会を後の2大会につながるようにしたい」と意気込んだ。
今大会の開幕日の5日で、リオ五輪まで1年となる。12年ロンドン五輪は、同級生の平野美宇とともに現地で観戦した。「すごく感動した。もし自分が出たら、自分が感動させたい。しっかりリオに選ばれるように、出る気持ちでやる」と、来年の大舞台を視界に入れた。