電気自動車レースの世界シリーズ「フォーミュラE」のデモ走行が23日、東京・六本木のけやき坂で行われ、沿道に集まった大勢の観衆の前をマシンが静かなモーター音とともに駆け抜けた。今年10月からの2季目に参戦する「チーム・アグリ」を率いる鈴木亜久里氏は「日本のレース界にとっての第一歩」と語った。
昨年9月から今年6月まで行われた1季目は、全11戦が世界各地の市街地コースで行われた。爆音や排ガスとは無縁なのが特徴で、日本での開催を目指す動きもある。アレハンドロ・アガグ最高経営責任者(CEO)は「近い将来、必ず日本の公道でもできると信じている」と話した。