ボルトがカメラマンと接触し転倒、流血
「陸上世界選手権・男子200メートル」(27日、北京)
男子の200メートル決勝が行われ、世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、19秒55で4連覇を達成。自身が持つ大会単独最多を更新する通算10個目の金メダルを獲得したボルトが、レース後、左ふくらはぎをケガするアクシデントに見舞われた。
場内を一周しながら、観客の声援に応えていたときだった。ボルトの横について撮影していたテレビのカメラマンが転倒。巻き込まれる形でボルトも転倒した。
カメラマンは電動立ち乗り二輪車(セグウェイ)に乗っていたが、突然バランスを崩してセグウェイから落ち、スタンド側を向いて歩いていたボルトの背後から倒れ込んできた。ボルトは足元をすくわれるような形で後ろ向きに倒れ、そのまま一回転。すぐに立ち上がったが、左足を痛そうにしながら顔をしかめた。
ボルトは「問題はない」と話していたが、左ふくらはぎ内側には擦り傷ができ、血がにじんでいた。
200メートル決勝では、100メートルに続いてジャスティン・ガトリン(米国)との接戦を制した。ガトリンは19秒74の2位だった。