野村の最後の試合を北島、桧山氏が観戦

観戦に訪れた桧山進次郞=ベイコム総合体育館(撮影・石湯恒介)
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 「全日本実業柔道個人選手権」(29日、ベイコム総合体育館)

 五輪3連覇を果たし、24日に自身の公式サイトで今大会を最後に引退を宣言した野村忠宏(ミキハウス)は、1、2回戦とも一本勝ちで16強に駒を進めたが、3回戦で椿龍憧(ALSOK新潟)に敗れ、37年間の現役生活に幕を閉じた。

 野村と親交の深いアスリートも、会場を訪れた。

 競泳の北島康介は観客席で観戦。試合後は花束を渡し、二人で抱き合って男泣きした。「柔道愛があって、負けん気の強い人。ゆっくり休んでほしい」とねぎらった。

 元阪神外野手で、自主トレをともにしてきた桧山進次郎氏(現野球評論家)は「頂点も、負けも、けがでの苦労も、全てを知っている人だからこそ、今後すごい指導者になると思う」と期待を寄せた。

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