猪瀬氏「森会長が説明すべき」五輪問題
東京五輪を招致した猪瀬直樹東京都前知事(68)が2日、日本テレビ系情報番組「スッキリ!!」(月~金、前8・00)に出演し、エンブレム問題について「組織委員会のガバナンスが問題だった」と語った。さらに1日に大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が会見したことについて「森喜朗会長が説明すべき」と、トップが表に立つべきだという持論を展開した。
猪瀬氏は新国立問題でも検証委ができたことをあげ、エンブレム問題でも「まずは誰がいつどこで、何をしたか。きちんとわかるような説明をしていくべき」と不透明さを指摘。武藤事務総長ではなく「森会長が説明すべき。きちんと責任者が発言すべき時は発言しなければいけない」とした。
新国立やエンブレムの問題が続出し「リーダー不在の中で役所が絡んだ中で不祥事が続いた。でもなんとかここで出血を止める。おしまいにしたい。前向いて行かなきゃ」と語った。
またエンブレム問題については「救いだったのは国際スポンサーがまだ使う前に撤回したこと。外に出る前にぎりぎり間に合った」との見解を示した。さらに「この選考の過程でいろいろ問題が出てきて、どんなプレゼンテーションで都民、国民に説明するかが足りなかった。デザインに修正を加えた人間が説明しないと」と改めて説明不足を訴えていた。