卓球女子の世界ランク１０位で中学３年の伊藤美誠（１４）＝スターツ＝が１９日、都内で行われた日本卓球協会の理事会で、リオデジャネイロ五輪の団体戦候補に正式に決まった。出場すれば、０４年アテネ五輪の福原愛と同じ１５歳での出場となる。

　１４歳の新星が、石川、福原とともに“新旧天才少女”のドリームチームでオリンピック金メダルを目指す。団体戦の出場チームは来年５月に決まる。初出場が濃厚となった伊藤は「自分のプレーをしっかり出したい」と夢舞台に思いをはせた。

　“お姉さん”２人とは初めてダブルスを組むが「光栄だし、うれしい。どのペアでも自分の力を出したい」と緊張混じりの笑顔で話した。「石川さんは気合がすごいし、福原さんは相手が戦いにくい」。夢にまで見た２人との共闘に今から胸を躍らせた。

　この日は３人でライバルチームの写真を練習場に貼り、伊藤は「しっかり（ロンドン五輪の）銀以上をとりたい」と闘志を燃やした。