桐生祥秀、向かい風で10秒19
「陸上関東学生新人、第2日」(22日・上尾陸上競技場)
男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(19)=東洋大=が出場したが、予選10秒45(向かい風1・9メートル)、決勝10秒19(向かい風0・5メートル)と悪条件に見舞われ、16年リオデジャネイロ五輪の参加標準記録10秒16をクリアできなかった。
桐生は「上尾は(風が)追うと聞いたので、タイムを狙いにきたけど、ど向かいでした」と思わぬ“向かい風地獄”に苦笑い。それでも10日前の日本学生選手権に続き、10秒19をマークするなど、負傷明け2試合目で着実に状態は良くなってきている。今後も状況を見極めながら大会に出場していく予定。「だんだん試合の感覚が戻ってきた。(10秒)16をギリギリで切っても、リオで戦えない。そこは簡単にいきたい」と、力を込めた。