法大が資格停止中選手との合同練習否定
法政大学は22日、ドーピング違反で選手資格停止中の韓国競泳選手、朴泰桓=パク・テファン(25)が同大学で合同練習するという一部報道を、同大学のホームページ(HP)で完全否定した。
朴泰桓をめぐっては韓国の通信社・聯合ニュースが同日、法大でトレーニングするため21日に東京へ出発したとマネジメント会社が明らかにしたと報道。朴は韓国の檀国(タングク)大大学院に在籍中だが、法大の交換学生プログラムを履修することになり、24日から12月まで同大の水泳部で練習に励む計画だと報じていた。
法大は「韓国競泳の朴泰桓(パク・テファン)氏と本学に関する一部報道について」のタイトルで、「本学水泳部は国際水泳連盟の処分を遵守しており、朴泰桓(パク・テファン)氏と本学水泳部が合同練習するなどの計画はありません」「また、現時点では、韓国檀国大学と本学は海外交流協定大学として協定を結んでおりませんので、本学の交換生プログラムを利用し、履修するという事実もありません」と否定した。
朴泰桓は08年北京五輪競泳男子400メートル自由形金メダリストで、12年ロンドン五輪同銀メダリスト。仁川アジア大会開幕直前の昨年9月に実施されたドーピング検査で禁止薬物の男性ホルモン、テストステロンが検出され、国際水泳連盟(FINA)から今年3月に1年6カ月の選手資格停止処分を受けた。