日本が認定トライ、PGでリード広げる 

 「ラグビーW杯1次リーグB組、日本-サモア」(3日、ミルトンキーンズ)

 日本、サモアとも1勝1敗で迎えた大事なグループリーグ3戦目。過去のW杯では99年ウエールズ大会で一度だけ対戦しており、サモアが43-9で勝っている。試合前のサモア代表の戦いの儀式である“シヴァタウ”で観客席も一気にヒートアップ。サモア代表のキックオフで試合が開始された。

 日本は前半5分にWTB山田のカウンターからチャンスをつかみ、FB五郎丸が左スミにトライしたかにみえたが、その前のCTBマレ・サウからのパスがスローフォワード。しかし、サモアにもオフサイドの反則があり、正面からPGを五郎丸が決めて日本が3-0と先制した。

 さらに11分には相手のオフサイドでつかんだPGを五郎丸が狙ったが、これは惜しくも左に外れた。

 15分にはサモアのナンバー8レベバが不正なタックルでシンビン(一時的な退場)となり、日本は数的に有利な状況となった。続く18分にもプロップのタウラフォがハイパントをキャッチした山田に危険なタックルをしてまたもシンビン。日本は相手より2人多いという絶好のシチュエーションとなった。

 23分にはゴール前で得た相手の反則でスクラムを選択。7人で組むサモアを押しまくり、相手がたまらずスクラムを故意に崩してしまい、ジュベール主審はペナルティトライを宣告。五郎丸のゴールも決まってリードを10-0に広げた。

 日本の勢いは止まらない。34分には再三オフサイドを繰り返すサモアがまたも反則。やや距離はあったが、ほぼ正面のPGを五郎丸を確実に決めて13-0とした。

◆サモア戦・日本代表メンバー

【ヘッドコーチ】エディー・ジョーンズ(55)

【FW】

[1]稲垣 啓太(25)パナソニック

[2]堀江 翔太(29)パナソニック

[3]畠山 健介(30)サントリー

[4]トンプソン ルーク(34)近鉄

[5]大野  均(37)東芝

[6]★リーチ マイケル(26)東芝

[7]マイケル・ブロードハースト(28)リコー

[8]ホラニ龍コリニアシ(33)パナソニック

【HB】

[9]田中 史朗(30)パナソニック

[10]小野 晃征(28)サントリー

【TB】[11]松島幸太郎(22)サントリー

[12]立川 理道(25)クボタ

[13]マレ・サウ(27)ヤマハ発動機

[14]山田 章仁(30)パナソニック

【FB】

[15]五郎丸 歩(29)ヤマハ発動機

【リザーブ】

[16]木津 武士(27)神戸製鋼

[17]三上 正貴(27)東芝

[18]山下 裕史(29)神戸製鋼

[19]アイブス・ジャスティン(31)キヤノン

[20]アマナキ・レレイ・マフィ(25)NTTコミュニケーションズ

・ツイ ヘンドリック(27)サントリー

・日和佐 篤(28)サントリー

・カーン・ヘスケス(30)サニックス

★はキャプテン

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