加藤凌平、世界選手権出否は渡欧後に
日本体操協会は8日、都内で常務理事会を開催し、体操の世界選手権(23日開幕・英グラスゴー)男子代表で左足首じん帯を損傷している加藤凌平(22)=順大=は予定通り帯同させ、出否は渡欧後の練習による最終チェックで判断することを決めた。
加藤は8月の全日本学生選手権で左足首を負傷。男子の水鳥寿思監督は「強化本部内でも議論はあったが、本人も『試合までにはチームとして戦う準備をしたい』と明確な強い意志を持っている。選考会で選ばれた選手だし、精神的な柱。直前合宿(フランス)、会場練習とここまではやってほしいという課題の話はした」と、ギリギリまで見極める方針を示した。補欠として早坂尚人(順大)が帯同。状況次第で加藤と交代する可能性がある。
負傷者が続出していた女子も選考会で選ばれた6人(杉原、寺本、内山、笹田、宮川、湯元)で臨む方針。補欠1番手だった美濃部ゆう(朝日生命)が右ひざを痛めたため、2番手だった村上茉愛(日体大)が1番手に繰り上がり、現地に帯同する。