桐生が今も胸に刻むアニキの金言
「陸上・布施スプリント」(18日、鳥取市コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場)
男子100メートルに桐生祥秀(19)=東洋大=が出場し、1本目は追い風参考記録で10秒09(追い風2・4メートル)だったが、2本目は公認記録で10秒09(追い風0・3メートル)を出し、16年リオデジャネイロ五輪の参加標準記録(10秒16)を突破した。
レース後には、阪神の監督就任が決まった金本知憲氏について「僕とは全然、位が違う人。頑張ってほしい」と語った。
実は、新監督から“指導”を受けたことがある。13年の表彰式で対面。「どうすれば緊張しなくなりますか?」と質問し、「慣れよ、慣れ。俺も九回2死満塁は緊張した。震えるもんと思えばいい」と助言された。
「世界に行く度にやっぱり慣れだなと思う」と、アニキの金言を今も胸に刻んでいる。