床で白井健三が2大会ぶり2度目の金
「体操世界選手権」(31日、英グラスゴー)
種目別決勝の床運動が行われ、日本の白井健三(19)=日体大=が16・233点を叩き出し、2大会ぶり2度目の金メダルを獲得した。白井は自身の名がつくシライ、シライ2とG難度のリ・ジョンソンを入れた難易度を示すDスコア7・6点という世界最高難度の演技を完璧に遂行。2位に0・667点差をつける圧勝だった。
これで世界選手権は3度目の出場。「やっと緊張しなくなった。最初は、こいつこんなこともできるのかというギャップ萌えを楽しんでいたけど、今はできて当たり前だと思ってる。リジョンソンを決めて7・6を出すところを見てもらいたい。大きく演技をして思い切りやれば結果はついてくる」と話していた。団体でも床、跳馬でチームトップの得点をマークするなど、存在感を示した日本が誇る“ひねり王子”。床の王座も奪回し、もはや日本に欠かせない存在となった。