福原愛地元で27歳バースデー 祝福に涙
「卓球女子W杯仙台」(1日、ゼビオアリーナ仙台)
16年リオデジャネイロ五輪代表に内定している世界ランク4位の福原愛(ANA)が27歳の誕生日を迎え、記者会見場でサプライズで祝福を受けた。ケーキも用意されており、報道陣から「ハッピーバースデートゥーユー」の合唱。何も知らされていなかった福原は感激のあまり涙ぐんだ。
前日は準々決勝でまさかの逆転負けを喫し、誕生日にコートに立つことができなかった。この日行われる閉会式であいさつをする予定だが「昨日ふがいない試合をしてしまって、今日はどんな顔で皆さんの前で話せばいいかと考えていた」と複雑な胸の内を明かした。
10歳まで過ごした故郷・仙台で誕生日を迎えるのも約17年ぶり。天才卓球少女から着実に成長を遂げ、来夏は自身4度目の五輪に臨む。「27歳はリオ五輪もある年なので、今日から気持ちをリセットしてまた頑張ります」。表彰台は逃したものの、地元凱旋(がいせん)を機にまた新たな気持ちで世界の強豪に挑戦していく。