織田信成、ロシアのドーピングに持論
プロフィギュアスケーターでタレントの織田信成(28)が10日、関西テレビのニュース番組「ゆうがたLIVEワンダー」にコメンテーターとして出演し、ロシアの組織的ドーピングについて「頑張っている選手に対して屈辱的。スポーツマンシップにのっとって、きちんとスポーツしてほしい」と訴えた。
世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が9日にジュネーブで記者会見を開き、ロシアの陸上界で組織的なドーピングが行われていると認定。ロシア陸連の資格を停止し、選手の大会出場を禁じる処分を国際陸連に勧告した。同国内でのドーピングが改善されなければ、来年のリオデジャネイロ五輪に出場できない可能性が出てきた。
織田は「僕は大阪で練習しているんですけど、普段の練習場に抜き打ちで来られることもありますし、自分がいつどこで練習しているかということもドーピング機関にきちんと提出しています」と、WADAの厳格な検査について説明。
続けて「頑張っている選手に対しても屈辱的な…何て言うんでしょう…一生懸命頑張ってるアスリートに対しても…みんなやっぱりスポーツマンシップにのっとって、きちんとスポーツしてほしいなあと」と考え考え、選手側に立った思いを口にした。
フィギュアスケート界でも、ソチ五輪女子銅メダルのカロリーナ・コストナー(イタリア)が元恋人、陸上男子50キロ競歩の北京五輪金メダリスト、アレックス・シュバーツァー(イタリア)のドーピング検査逃れに協力したとして来年1月1日までの資格停止処分中だが、選手自身のドーピング違反はこれまであまり出ていない。織田も「フィギュアスケートにおいて、ドーピングがどこまで有効なのか…」と首をかしげたが、元アスリートとしては黙ってはいられなかった。