大関琴奨菊 行司差し違えで5連勝
「大相撲九州場所・5日目」(12日、福岡国際センター)
大関琴奨菊が、行司差し違えで豊ノ島を押し出しで下し、5連勝とした。豊ノ島は3勝2敗。
いったんは肩透かしで豊ノ島と告げられたが、物言いがついた。投げられた琴奨菊が倒れたのと、豊ノ島の右かかとが出たタイミングが焦点に。2分間の協議の末、豊ノ島のかかとが先に出ていたと判断された。
開幕からの連勝を伸ばした琴奨菊は「結果はどうであれ、自分からしっかり攻めていった。悪くても取り直しと思っていた」と落ち着き払って振り返り、白星が手中からこぼれ落ちた豊ノ島は「(出たのは)左ですか?かかとの(出た)感覚はありませんでした。しょうがない」と、悔しそうだった。