宮原知子が自身初200点超えで優勝
「フィギュアスケート・GPシリーズ最終戦・NHK杯」(28日、長野ビッグハット)
女子フリーが行われ、SP首位の宮原知子(17)=関大高=が133・58点をマーク。27日に行われたショートプログラム(SP)と合わせ合計203・11点と自身初の200点超えを果たし、3位の浅田真央(25)=中京大=とともに12月のGPファイナル(バルセロナ)進出を決めた。
優勝、そしてファイナル進出に向けたプレッシャーにも動じなかった。「最初は緊張した」と振り返ったが、リンクでは、小さな体を大きく見せる堂々の演技を披露。大きなミスもなく滑りきり、演技後はスタンドに揺れる日の丸に大きく手を振った。
目標としていた浅田真央を前日のSPだけでなく、フリーでも上回る完全優勝。しかも「目標にしていた200点」を初めて超える自己新の滑りだった。
GPファイナルは12月11日にスペインのバルセロナで開幕。GPシリーズ6大会でのポイント上位6名が出場して争われる舞台に向け、宮原は「思い切って今日以上の演技をしたいです」と誓った。