新国立に都有地無償貸与へ 財政負担大きく膨らむ

 東京都が、新国立競技場の建設予定地にある約2万6千平方メートルの都有地を、無償で国に貸す方針であることが11日、関係者への取材で分かった。都の競技場関連費用は448億円だが、借地料の免除で実質的な財政負担は大きく膨らむことになる。

 予定地にある都有地は、明治公園の一部。競技場の建て替えで敷地面積が広がり、敷地に含まれることになった。現在は日本スポーツ振興センター(JSC)による下水道工事などが行われている。

 都の条例では、建物の公共性が高いケースなどは、借地料の減額や免除がされる。都が誘致した国連大学の敷地は無償で貸与しているという。

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