新国立A案の隅氏、ザハ氏の指摘に反論
一度は白紙となった新国立競技場の新たな整備計画が決定したことを受け、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が22日、優先交渉権者の選定結果について記者会見を行った。
決定したA案は建築家の隈研吾氏と梓設計、大成建設のグループで総工費約1490億円、工期は19年11月完成を予定している。白紙となった計画案のデザイナー、ザハ氏側が「我々の計画と驚くほど似ている」と話したことについて問われた隈氏は「8万人規模のキャパシティを収めるためにはスタンドを3段にするのが1番合理的。それはザハさんも一緒」とした上で「スタンドの形状は全く違う。ザハさんはサドル式。我々はフラット。プランを見れば、差ははっきりしている」と、反論した。