吉田 退社会見で苦笑い「結婚と言いたかった」
女子レスリングの吉田沙保里(33)=ALSOK=が24日、年内限りで同社を退社すると発表した。発表会見の開催が報道各社に告知されたのはこの日の昼という“緊急会見”だった。開催情報が伝わったネット上には、「引退か」、「リオ五輪限りで引退か」、はたまた「結婚か」という臆測も飛び交ったが、吉田はそのいずれも否定。「こんなにたくさんの皆さんに集まっていただいたので、結婚って言いたかった」と苦笑いしていた。
前日に全日本選手権で13回目の優勝を果たしリオ五輪代表を確定させた。「日本人でも、女子でも、五輪4連覇は過去にはいない。必ず達成できるように頑張る」と強く意気込んでおり、「引退」はにわかには考えられない状況だった。
会見では「退社」を「引退」と言い間違える質問が出るアクシデントもあった。「引退じゃないですよ!」と報道陣に突っ込みを入れた吉田。親交が深いサッカーの澤穂希が今季限りで引退することも手伝って臆測を呼んだが、「仲良くても(引退まで)一緒についていくことはないです。こんだけ(五輪で)4連覇したいっていっていたのに、引退って。日本代表として頑張ります」と否定した。
リオ五輪以後のことも「私は一つのことをまずやっていくタイプなので。2カ月3カ月休んでからまたやるのか。自分でも分からない」とまったくの白紙であると強調した。