宮原知子、世界選手権目標は70点台超え
フィギュアスケート世界選手権(来年3月28日~4月3日、米国ボストン)の日本代表が28日、札幌市内で会見を行い、女子の宮原知子(関大高)、浅田真央(中京大)、本郷理華(邦和スポーツランド)、男子の羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(中京大中京)らが出席した。女子3選手と男子の宇野は、四大陸選手権(同2月16日~21日、台北)の代表も兼ねている。
前日に閉幕した全日本選手権で2連覇を果たした宮原は、昨年2位だった世界選手権へ向け「SP、フリーとも自分のできる一番いい演技をすること」と目標を掲げた。
全日本ではSPで73・24点を出した。しかし、国際スケート連盟(ISU)管轄下の試合でまだ70点超えはないため「よい演技をして70点台を出せれば一番いい」と次のハードルを設定した。
また、昨季の世界ジュニア選手権で優勝した宇野は、初の世界選手権出場となる。「世界選手権は初出場として思い切ってがんばりたい」と目を輝かせた。また「ジャンプだけが演技じゃない」と持ち前の表現力にもさらに磨きをかける。
一方、昨年初出場で5位に終わった四大陸へは「特別に悔しい思いをした試合だったので今年は(出場を)希望した」と言う。シニア国際大会のデビュー戦だったが、冒頭からジャンプミスが相次ぎ悔いが残る内容だったため、今回はリベンジを期している。
「今より成長した自分が出せればいい」と宇野。17歳の宮原と18歳の宇野。日本フィギュアの未来を担う高校生2人は2016年も挑戦し続ける。