ロンドン五輪柔道銅の西山将士が引退
新日鐵住金株式会社は12日、同社柔道部に所属するロンドン五輪男子90キロ級銅メダリストの西山将士選手(30)の引退を発表した。
西山は昨年11月の講道館杯全日本体重別選手権で2回戦敗退しリオデジャネイロ五輪代表を逃した。五輪金メダルを目標にしてきた西山だが、今回代表になれなかったことから引退を決意した。
西山は同社を通じて「約24年間の競技人生を振り返れば、『柔道着に日の丸を付けてオリンピックという最高の舞台で世界のライバルと戦えた事をホコリに思う』という境地に到り、この度の決断をする事が出来ました」と引退決意に至る思いを説明、今後については「社業に専念したい」とした。
西山は国士舘大卒。2008年~10年の講道館杯4連覇、10、11年グランドスラム東京2連覇、12年ワールドマスターズ優勝、12年ロンドン五輪銅メダルなどの戦績を残した。