福原愛、4ゲーム連続で落とし逆転負け

 「卓球・全日本選手権」(15日、東京体育館)

 女子6回戦が行われ、4大会連続の五輪出場を確実にしている福原愛(27)=ANA=が、加藤杏華(十六銀行)に3-0から4ゲームを連続で落とし、3-4で逆転負けした。2大会ぶりに出場し3大会ぶりの優勝を目指したが、6回戦で姿を消した。

 いきなり3ゲームを連取する楽勝ムードから暗転。「最初はもっと競ると思っていたけど、気持ちが緩んでしまった」。第4ゲームからは、挑戦者として向かってくる相手の気迫に対応できず、「自分がやりたい攻撃ばかりしてしまって、相手のことが見えなくなった」と肩を落とした。

 五輪イヤーとあって、3大会ぶりの全日本女王返り咲きを狙っていただけに「すごく悔しい。自分に腹が立つし、時間を巻き戻したいくらい」と落胆は大きい。「これから2月に世界選手権(団体戦)、リオ五輪もあるので、同じ負け方をしないように反省を生かしたい」と前を向いた。

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