伊調馨、ラグビー代表に「震えた」
レスリング女子58キロ級で、リオデジャネイロ五輪代表の伊調馨(31)=ALSOK=が18日、都内で行われた日本スポーツ賞に出席した。15年世界選手権では無失点で優勝し、五輪と合わせて13回目の優勝を果たし、大賞に選出。「歴史ある賞をもらって恐縮。日本人の誇りを持って、4連覇を達成したい」とスピーチした。
表彰式では、特別賞を受賞した15年ラグビー日本代表の大野均(東芝)、福岡堅樹(筑波大)の肩に担がれて写真撮影を行った。「怖かった…。向こうの震えが伝わってきて、こっちも震えた」とマットでは決して見せないおびえ顔。「体がごつい人には慣れてるつもりだったけど、実際2人に囲まれると大きくて、私が華奢に見えるかなと思うとうれしくなりました」と乙女な一面ものぞかせた。
女子初の五輪4連覇が懸かるリオ大会開幕まで、残り200日を切った。「ただ勝つだけじゃなく、内容にもこだわって勝つのが私のレスリング」と自ら高い目標を設定。今月末のヤリギン国際(ロシア)、2月のアジア選手権(タイ)に出場し、8月の大舞台に向けた試運転を開始する。