琴奨菊、全勝対決制し「自分を信じた」
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「大相撲初場所・11日目」(20日、両国国技館)
大関琴奨菊(佐渡ケ嶽)が横綱白鵬(宮城野)との全勝対決を寄り切りで制し、初日からの連勝を自己最多の11に更新し、単独トップに立った。自身初、06年初場所の栃東(現玉ノ井親方)以来、10年ぶり日本出身力士の優勝に前進した。
立ち合い、左を差すと一気のがぶり。回り込む白鵬を逃さず、気迫で前に出た。土俵際、最後は右手で突いて、横綱を土俵下に落とした。
試合前の対戦成績4勝46敗の相手に、大殊勲。館内は大歓声に包まれ、座布団が飛び交った。
「(勝因は)自分を信じたこと。自分の相撲を取れた。いい勝負ができた。熱くなりすぎずやるべきことをやろうと思った。やり切った」と、全力を尽くし勝利をつかんだ。
21日、12日目の相手は1敗で追走する横綱日馬富士。「あしたもやるべきことをやって、しっかり準備する。気持ちは次に向けている」と力を込めた。